オクトパ〜ス

雑多なメモ

中国サンゴ密漁船対策を考える

政府は外交交渉や罰則強化等の努力をしているが、中国相手にそれだけではたぶん対応できない。やはり物理的な対応策があの国に対しては一番効果がある。
根本的には、巡視船等の増強が急がれるが、船の建造、人材育成は予算も時間もかかるし、その体制ができるころにはサンゴが全滅しているかもしれない。

ということで、どれだけできるかわからないが、短期的にすぐ動けるかもしれない案をいくつか。

案その1
RTV-100やAnchor Diver(東工大)などの水中探査ロボット/航行型海中ロボットを利用した水中からの監視体制の強化。
現行犯逮捕でなければ捕まえられないというのは、かなり厳しい状況。監視する船の数に限界がある以上、それ以外の監視支援があった方が現場で働かれている方は楽かと。
海上から監視するより、水中から海中探査船(ロボット)で近づいて録画撮影できたら、監視体制はかなり強化できる気がする。
潜水艇なども利用できるれば良いかも。
廃業してしまったが、半潜水型海中観光船もぐりんとか、今どうなっているんでしょ。

案その2
目ぼしい「サンゴ繁殖域の海底」に監視用海中ブイをいくつか設置する。
百隻を超える船を全て追っかけるばかりでは現実的には厳しいので、目ぼしいサンゴ域に監視用の水中ブイを設置。店舗の監視カメラの発想ですね。
密漁船の操業を察知したら、近くの船がそこへ行けば良いし、密漁船を捕まえられなくとも、海底の変化は確認できる。
美しいサンゴ礁が、密漁船によって失われる映像を世界に公開すれば、それだけでも中国に対してプレッシャー。
問題は電力確保、映像送信等をどうするか。
専用海底ケーブルを引く?
それだと環境破壊か。
波力発電とか、今どうなってるんだろう。
ダミーなブイや波力発電も考えればコスト削減にはなりそう。


案その3
空からの監視強化
飛行船型ソーラープレーンやFAZERなどの無人ヘリコプターなどを活用して、密漁船の動きを上から把握。

無人ヘリは速く動けるけれども、燃料等の問題が出てくるだろうから、飛行船型ソーラープレーンを併用できれば、良いかも。
せっかく、成層圏プラットフォームプロジェクトなるものをやったのだから、活用できないものですかね。


色々挙げましたが、どれか1つの方法に頼るのは、多分ムリだと思うので出来るところからできるだけ併用できるのが良いかと。

海上、海中、空から監視できれば相手にはかなりプレッシャーにはなると思うし、今回の件をきっかけにして、海防の技術開発等に繋がっていけばと思う。